ポーラ美術館が現代アートの展示を開始! 新スペースは10月1日オープン予定

照明デザインは豊久将三、美術館で初めて有機EL照明を採用

In Art Beat News by Art Beat News 2017-07-06

神奈川県足柄下郡箱根町のポーラ美術館では開館15周年を記念し、現代アートを展示するスペースを新設する。照明デザインは照明家の豊久将三が監修し、日本の美術館・博物館の中では初めて展示室全体に有機EL照明が採用される。同スペースは1Fアトリウムロビーの一部を改装し、2017年10月1日(日)にオープン予定。

ポーラ美術館外観

ポーラ美術館は2002年、箱根町に開館した美術館であり、ポーラ創業家2代目の鈴木常司が40数年にわたって収集した西洋絵画、日本の洋画、日本画、版画、東洋陶磁、ガラス工芸、化粧道具など、総数約1万点を収蔵している。開館時から光への強いこだわりを持っており、展示室の照明は印象派の絵画が美しく見える「7月のパリの夕暮れ」の光に調整しているのだという。

新スペースのイメージCG

展示における光の存在は、現代アートにおいても同様に重要だ。特に現代アートの作品は素材や形状が多種多様であるため、 太陽光のように空間全体を照らす照明が理想的とされている。そこで今回、現代アートに最適な光源として、やわらかな光を面で発光し、高い演色性を備えた有機EL照明パネルが採用されることになった。

新スペースの模型

また、豊久将三は同館の光環境について、「光環境にこだわる世界中の作家が、自らのアトリエに採用する“北の天窓”を新しい照明手法で展示空間に再現しました」とコメントしている。“北の天窓”は、直接的に太陽光が入らず、空間全体が天空光で満たされる特長があるのだという。

これからポーラ美術館が照らし出す現代アートは、どのような姿を我々に見せてくれるのか。現代アートに対するポーラ美術館の新たなチャレンジを見守っていきたい。

ポーラ美術館 ウェブサイト: http://www.polamuseum.or.jp/

Text: 玉田光史郎 Koushiro Tamada

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