草間彌生×歌舞伎! 高麗屋三代襲名披露の「二月大歌舞伎」で巨大祝幕が登場

草間彌生の大型絵画シリーズ「わが永遠の魂」の中から3点が並ぶ

In Art Beat News Main Article 2 by Art Beat News 2018-02-19

歌舞伎の松本幸四郎改め二代目松本白鸚(はくおう)、市川染五郎改め十代目松本幸四郎(こうしろう)、そして松本金太郎改め八代目市川染五郎(そめごろう)の襲名披露興行、その2カ月目の公演「二月大歌舞伎」が2月25日まで開催中だ。

本公演を彩る特別な引幕「祝幕(いわいまく)」の制作を手がけたのが、前衛芸術家、草間彌生。そのデザインが、1月23日の披露会見で発表された。祝幕のテーマは「愛を持って人生を語ろう」。草間氏が2009年から取り組む大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」の中から、2017年に制作された3点を並べたデザインとなる。

今回のような絵画のみがプリントされた幕(布)のデザインを手がけるのは、草間彌生としてはミュージアムグッズ以外では初。作品が「祝幕」のような大きな幕になるのも初めてのこと。十代目松本幸四郎を襲名した幸四郎が、草間ファンで親交もあることから実現した。

会見に出席した幸四郎は「20年ぐらい前になりますが、一度お会いしたことがございますが、それより以前から先生の作品が大好きでございました。ただ美術に関しては本当にわからない人間ではありますが、草間先生の作品は洗練された美しさというものをとても感じました。それはなにか私がしております歌舞伎と、とても共通するものがあるのではないかと感じました」と喜びを語った。

歌舞伎座の引幕は、黒・柿・萌葱の「定式幕」(じょうしきまく)を用いるが、今回のような襲名披露興行に後援会や懇意にしている個人から俳優に提供される特別な引幕が「祝幕」。『口上』をはじめ襲名演目上演の際に「定式幕」の替わりに使用されることが多い。

祝幕は、東京の歌舞伎座で行われている高麗屋三代襲名興行の歌舞伎座130年「二月大歌舞伎」千穐楽の25日まで舞台上にて披露される。

■祝幕詳細
テーマ: 「愛を持って人生を語ろう」
サイズ:高さ7.1mx幅30.3m
デザイン: 前衛芸術家 草間彌生
提供: 中野道代(個人)

執筆: 中井千尋
編集: 岡徳之(Livit)

関連ニュース: 草間彌生美術館が10月1日に開館、「開館記念展覧会」が開催

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