アートの死を考える、YCAMとエキソニモの共同企画展「メディアアートの輪廻転生」

7月21日(土)から山口情報芸術センターで開催

In Art Beat News by Art Beat News 2018-07-13

アートの命は永遠ではない。作品によって劣化や風化もするし、いつぞやのニュースのように、間違って廃棄されてしまう可能性だって皆無ではない。特にメディアアートの場合、コンピュータや映像・音響機器などに作品が依存しているのだから、その管理の重要性はなおさらだ。機材の故障や技術環境の変化によって、作品が死を迎えてしまうこともある。

山口情報芸術センター(YCAM)では7月21日(土)より、開館15周年という節目の年において、アートユニットのエキソニモとの共同企画展「メディアアートの輪廻転生」を開催する。アーティストとともに作品の寿命と未来を考える企画展であり、エキソニモのほか、岩井俊雄、江渡浩一郎、高嶺格などが参加する。

エキソニモは1996年にインターネット上で活動を開始し、バーチャルと実世界の境界線やテクノロジーと人間との関係性を表現してきたアートユニット。2003年のYCAM開館記念展への参加をはじめ、2006年と2011年にはYCAMで新作を制作・発表するなど、関わりが深い。

今回の企画展では、YCAMとエキソニモの議論から生まれた「100年後のメディアアートの姿」というテーマを起点に、古墳のような形状をした展示空間「メディアアートの墓」を制作し、その中で複数のアーティストによる「死」を迎えた作品群を展示する。

アートの「死」と「転生」とは。アートを取り巻く環境が変化する中で、作品を残すことの意味とは。今回の展示は、YCAMが15年にわって取り組んできたメディアアートの本質について、改めて考えるきっかけになるだろう。

■概要
タイトル: エキソニモ+YCAM 共同企画展 「メディアアートの輪廻転生」
会期: 2018年7月21日(土)〜10月28日(日)

[関連イベント]
オープニングトーク
7月22日(日) 11:00〜 入場無料

梅田哲也によるパフォーマンス
10月13日(土) 18:30〜 入場無料

イベントの詳細・最新情報は展覧会特設サイトをご覧ください。
ウェブサイト: http://rema.ycam.jp/

(Text: 玉田光史郎 Koushiro Tamada)

Art Beat News

Art Beat News. Art Beat Newsでは、アート・デザインにまつわる国内外の重要なニュースをお伝えしていきます。Tokyo Art Beatが紹介する数多くのイベント情報以外にも、独自の視点でピックアップします。 ≫ 他の記事

コメント

Instagram

人気記事

TABlogのそれぞれの記事は著者個人の文責によるものであり、その雇用主、Tokyo Art Beat、NPO法人GADAGOの見解、意向を示すものではありません。

All content on this site is © their respective owner(s).
Tokyo Art Beat (2004 - 2018) - About - Contact - Privacy - Terms of Use