京都のアートは踊る「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019」フォトレポート

「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019」、「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019:BLOWBALL」フォトレポート

In フォトレポート by Xin Tahara 2019-05-13

これほど活気のあるアートフェアは日本で見たことがない、というのが率直な感想だ。
ドットアーキテクツがてがけた、足場を組んで出来上がった京都文化博物館のフェア会場に行列が出来上がったオープニングの3月の夜。
京都の会場でありながら、東京からも文化・財界の重鎮らが駆けつける様子も伺えた。

「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019」は、アーティストが主導する新しいスタイルのアートフェアだ。
通常のアートフェアは、ギャラリーに対してブースを貸すというスタイルだが、このフェアはギャラリーではなく、アーティストが主体となり販売し、100%の売上を得るというものだ。
ディレクターには椿昇という、京都のアート界でも重要な現役の存在が旗を振る。
また、アドバイザリーボードを池田光弘、薄久保香、大庭大介、金氏徹平、加茂昂、塩田千春、髙橋耕平、鶴田憲次、名和晃平、宮永愛子、矢津吉隆、ヤノベケンジ、Yottaの13名が務め、出品者となる若手アーティストを選出した。

今年から始まった別会場となる京都新聞ビルの地下では、コレクションにしづらそうなインスタレーション作品が展示され、参加作家の幅も増えていた。

ブレーメンの音楽隊から着想を得たVRヘッドセットを含めた4連ディスプレイ。以前の発表時よりアップデートされている

新設した公募部門や日本とインドからの招待作家の競演もあり、出品作品は200点以上に及ぶ。

一見それとは見えない、バナナを描いているという作品

センチュリーを改造した焼き芋カーもおなじみ、オープニング当日は夜には早速完売していた

ほかにも京都市内では同時期に関連展示が催された。

京都には町家を改装したホテルの開業が相次いでおり、アートを取り入れたホテルも多い。中でも一部屋一部屋がアーティストのコンセプトに則ってつくられたBnA Alter Museumにも注目だ。5月に本格オープンを迎える。ARTISTS’ FAIR KYOTOと同時期に一部の部屋が一般公開された。
http://bnaaltermuseum.com/

京都のアートシーンは多数の美術大学があることなど、アーティストの存在に強く支えられている。この試みがどこまでサスティナブルなものにできるか、来年にも大いに期待したい。

■ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019 開催概要
日程:2019年3月2日(土)、3日(日)
会場:京都府京都文化博物館 別館/京都新聞ビル 印刷工場跡
URL:https://www.artists-fair.kyoto/

■ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019:BLOWBALL 開催概要
日程:2019年2月初旬〜3月下旬
会場:KYOTO ART HOSTEL kumagusuku、スプリングバレーブルワリー京都、下鴨茶寮、BnA Alter Museum、ワコールスタディホール京都
URL:https://artists-fair.kyoto/blowball/

Xin Tahara

Xin Tahara. 北海道函館市生まれ。Tokyo Art Beat PR・セールス、ソーシャルメディア、ニュースの編集も。都内を中心に自転車でアートスペース巡りが日課。料理と植物も。 ≫ 他の記事

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