子どもと気軽にアートを楽しむ。東京近郊のおすすめ美術館7ヶ所

都内に数ある美術館・ギャラリーのなかから、乳幼児向けの設備や周辺施設が充実したスペースを紹介。子どもと一緒に気軽に作品鑑賞を楽しんでほしい。

In Main Article 3 特集記事 by Art Beat News 2020-01-20

オムツ替え、食事、ミルク、休憩のみならず想定外のことも多く、ハードルが高いのが乳幼児との外出。展覧会での作品鑑賞は、そのハードルがさらにはるかに高く感じられるはず。これから紹介するのは、数ある施設のなかでも子ども向け設備が充実する美術館。ぜひ気軽に訪れ、子どもと一緒にリラックスしてアートを楽しんでほしい。

横浜美術館のコレクション展で。作品は田中敦子《作品79X》(1979)

1:ちひろ美術館・東京
練馬区下石神井にあるちひろ美術館・東京は、いわさきちひろが最後の22年間を過ごした自宅兼アトリエ跡に建てられた美術館。子どもたちが人生で初めて訪れる美術館「ファーストミュージアム」として親しめるようなイベントも随時開催している。コンパクトながら全館バリアフリー、各階にオムツ替えスペースもあるが、とくに2階の「こどものへや」は唯一無二。授乳室、給湯室、オムツ替えスペース完備はもちろん、靴を脱いで上がるスペースは絵本も玩具も揃っているため、休憩スペースとして完璧と言えるだろう。

2:東京都現代美術館
2019年にリニューアルした東京都現代美術館は、基本的な設備(授乳室、オムツ替えスペース、給湯設備、ベビーカー貸出)を完備。ベビーカーは、人気のCURIO社のものを採用しており、さりげなくMOTのロゴ入りなのもポイントだ。子ども向けの現代美術の本、絵本だけを集めた「こどもとしょしつ」は、親子で楽しめ、絵本選びの参考にもなるだろう。お腹が空いたら、館内にあるファミリーレストラン「100本のスプーン」へ。ここでは、無料離乳食を提供するうえおかわり可、キッズスペースもあるという充実したサービスを行なっている。

3:東京都写真美術館
1995年に総合開館した、写真と映像専門の公立美術館「東京都写真美術館」も、じつは子ども連れに優しい美術館のひとつ。1階のロッカーコーナーとトイレの並びにはひっそりとオムツ替え&給湯スペースがあり、完全個室に加えテーブルと椅子があるため、離乳食やおやつといった少しの休憩にも適している。また、館内にはエレベーターが2基あるため、ベビーカー利用者にも嬉しい。

4:国立新美術館
現代美術から印象派まで、幅広いジャンルの展覧会を行う国立新美術館。ここは、地下1階のカフェ「カフェテリア カレ」が休憩にぴったりだ。一緒に食事ができる場所が限られてしまう離乳食の時期でもここはカフェテリア形式なので気兼ねなく利用でき、電子レンジが利用できるのも離乳食持ち込みには耳寄りのポイント。

Maki Fine Artsで行われた水戸部七絵「I am a yellow」展で

5:横浜美術館
横浜美術館には、大型商業施設「MARK IS みなとみらい」の充実したベビーコーナーという頼もしい近隣施設が。しかし、美術館内にもアットホームで居心地の良いベビーコーナーが存在している。また、ベビーカーのみならず抱っこ紐の貸し出しを行なっていることにも注目したい。展覧会の混雑時にベビーカーの入場を不可とする館も多いが、抱っこ紐ならその心配を回避できるため、持参し忘れた際には安心のサービス。館内のカフェ「Café小倉山内」にはベビーチェアもあるため、展覧会を見たあとはここで休憩するのもおすすめだ。

6:東京都美術館
国立西洋美術館、上野の森美術館、東京国立博物館など様々なミュージアムが並ぶ上野エリアからは東京都美術館を紹介。館内のレストラン「RESTAURANT MUSE」では、ガラス張りの店内から望む景色も楽しめるが、洋食を中心に和食、丼類、蕎麦、アルコール、キッズメニュー、ミルク用のお湯のサービスもあるなど、幅広い年齢層を受け入れている。また、ベビーカーで展示室を移動する際、動線がまったく途切れない展覧会の会場にも注目。複数のフロアを跨ぐ展示をしている場合、場合によっては後戻りする必要が生じることも少なくないが、その心配がないことは特筆すべき点だろう。

7:板橋区立美術館
「永遠の穴場」のユニークなキャッチコピーでも知られる板橋区立美術館は2019年にリニューアルオープン。1階の飲食可能なラウンジや、リニューアルで授乳室完備になり、各種設備が新しく快適で使いやすい。3才〜小学生を対象に、親子で造形遊びを楽しむイベント「ひよこ・たぬきアトリエ」も継続的に行なっている。

板橋区立美術館で行われた「小さなデザイン 駒形克己展」で

番外編︎:上野で美術館巡りをするなら
JR上野駅公園口より徒歩10分、日本初の児童書専門国立図書館「国際こども図書館」は、上野の美術館巡りの合間に立ち寄りたいスペース。約1万冊もの児童書を楽しめるのはもちろん、飲食自由な休憩室に子ども向けのスペースや設備が完備されている。

番外編:ベビーカーでギャラリー巡りをするなら
現代美術のギャラリーを巡るなら、表参道エリア六本木エリアがおすすめ。表参道ヒルズや国立新美術館等、充実した休憩場所が近くにあれば乳幼児連れでも余裕を持ってギャラリー巡りができる。銀座もギャラリー巡りには外せない場所だが、休憩の選択肢はおもに百貨店の休憩スペース。店内の混雑をクリアするという条件がついてくる。

(編集協力:ayako / Twitter note

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