公開日:2024年3月25日

「The 5th Floor」がクラウドファンディングを3月29日まで実施中。「キュラトリアルな遊び場」をテーマとした若きキュレーターのための実験の場

日本から国際的に活躍するキュレーターを輩出することを意識し、日本のアートシーンの未来のために活動していくスペース

The 5th Floor

根津・池之端にあるキュラトリアルスペース「The 5th Floor(ザ・フィフス・フロア)」がクラウドファンディングサービス〈READYFOR〉で3月29日まで資金調達を行っている。

同所は2020年に設立後、「キュラトリアルな遊び場」としてスペースを運営し、、毎月約1本ずつ開催される展覧会にとどまらず、国内外のアーティストやキュレーターが集まるオンライン・ワークショップの開催、渋谷パルコ内にある10代向けのカルチャー・スクール「GAKU」にてキュレーションの授業を半年間にわたり実施。様々なプログラムを実施することで、若きキュレーターのための実験の場を作り出し、日本の現代アートシーンを牽引していくことを目指してきた。

The 5th Floorの外観

今回のクラウドファンディングでは今後の活動をさらに飛躍させることを目的とし、目標金額を500万円に設定。全額目標金額を達成した場合のみ支援金を受け取ることができる「All or Nothing」のプロジェクト形式となっている。

「二羽のウサギ」(The 5th Floor、2020)展示風景
台北當代 2023でのキュレーター・フォーラム「Ideas Forum」より

今後も、キュレーションを軸とした国際交流や日本から国際的に活躍するキュレーターを輩出することを意識し、「日本のアートシーンの未来をつくる」ために活動していくというThe 5th Floor。クラウドファンディングの目標金額が達成した際の資金は展覧会、キュレーター・イン・レジデンス、リサーチやプロジェクトの際の渡航費等、ANNUAL BOOKの制作費用、クラウドファンディングの諸経費に充てられる。支援者へのリターンはANNUAL BOOK、メンバーシップカード、展覧会のキュレーターツアー(オンライン)などが予定されている。

クラウドファンディングのページはこちらから確認できる。

The 5th Floorの代表理事/ディレクター、岩田智哉の連載も公開中。

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