Ark

パリ・ノートルダム大聖堂
象徴的な建物として、いかに高く
そして、電気のない時代に、いかに光を取り込むか
壮大なチャレンジの末にできたゴシック建築の名作

東京お台場の日本科学未来館で開催中の
特別展「パリ・ノートルダム大聖堂展」では
大聖堂の内装を模った空間の中で
創建時から、2019年の火災からの復興まで約850年を
歴史、美術史、建築史など様々な観点で巡ることができます。
専用タブレット端末HistoPadを使うのが特徴です。
会場内にはタイムポータル(時空の扉)があり
HistoPadをかざすことで時空の旅へ出発します。
操作は直感的です。
ポイントをタップすると、文章や動画など詳細が表示されます。
バラ窓の愛称で親しまれいるステンドグラスは
タップするごとにさらに詳しい情報が表示され、意匠の詳細も紹介しています。
これは実際の大聖堂の訪問では、なかなか観ることができない部分です。

次々と新しいものが創作される現代において
歳月を重ねてきたものは、一見すると縁遠く感じるかもしれません。
過去・現在・未来が切り離せないことを考えると
築いてきた技を知り、現代技術と掛け合わせながら受け継ぐことの意義がみえてきます。