東京写真文化館

東京写真文化館は、１９９７年（平成９）６月１日、写真文化の広がりを夢見て、東京の中心地である赤坂に開館しました。現在までに”写真”は、技術的にも、意識的にも多様な発展を遂げてきました。写真という単語の前に形容を施さねば理解されないほど様々な分野があり、それらの多くが印刷物として即時供給されます。そして、昨今のデジタルフォトグラフィーの世界に見られるように写真技術の進歩は目覚ましく、今では、多くの人がこれらの写真に興味を持っていることは周知の通りです。同時にファインアートフォトグラフィーの分野においても徐々にですが理解が高まりつつあり、鑑賞写真の美しさや、写真家の持つ技術、技法そしてライフスタイルにいたるまでを教養の対象として楽しまれる方が増えています。当館では、幅広い層の方々に、より身近に写真とふれあえる場として利用されることで、ファインアートフォトグラフィーに対する興味、理解が高まることを願います。