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清水三年坂美術館

清水三年坂美術館は幕末・明治の七宝・金工・蒔絵・京薩摩を常設展示する日本で初めての美術館です。
金工・七宝・漆芸などの技法は、遠くシルクロード周辺の国々で生まれたものですが、日本に伝わった後、大きく進化を遂げ、独自の技法として定着しました。特に無線七宝や漆芸における蒔絵の技法は日本で独自に生まれたものです。
これらの技法は刀装具、印籠、香道具等の装飾に多用され、幕末から明治にかけて、その技術レベルや表現力は頂点に達しました。それは将軍家や大名、急速に力をつけてきた商人、明治に入ってからは皇室などの支援により、優秀なアーティスト達が育成されてきたからです。
しかし明治以降、廃刀令が出されたり、日本人の生活が急速に洋式化し、美術品に対する嗜好が西洋に向かう中で、これらの伝統的な技法に対する需要が急速に細っていきました。それに伴う職人の減少、技法の衰退は、現在にまで至っています。一方でこれらの美術品に対する海外の評価は非常に高く、現在もなお流出が続いているのは残念なことです。
当館では、帝室技芸員の作品に並んで無名作家の作品も展示します。しかし、どの作品も皆繊細で洗練された美しさを持った名品ばかりです。これらの作品を紹介することにより、日本で再び金工、七宝、蒔絵等の芸術が正しく評価され、技術的にも芸術的にも幕末、明治を超えるものが現れることを心から願ってやみません。
施設

Shop

Parking

Cafe

Library

Disabled access

ホームページhttps://sannenzaka-museum.co.jp/
開館時間
10:0017:00
月曜、火曜休館
月曜日・火曜日が祝日の場合は開館
展示替期間・年末年始休館
入場料一般 800円、大学生・高校生・中学生 500円、小学生 300円、未就学児 無料
住所

住所: 〒605-0862 京都府京都市東山区3-337-1

電話075-532-4270

ファックス075-532-4271

京阪線祇園四条駅1番出口より徒歩20分、JR京都駅より京都市バス(206系統)「清水道」下車徒歩5分