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howra(淺井裕介 + 高山夏希) 「偶然の地層の上に」

EUKARYOTE(ユーカリオ)
終了しました

アーティスト

淺井裕介、高山夏希
EUKARYOTEでは5月14日(金)から6月6日(日)までの会期にて、淺井裕介と高山夏希によって結成されたアーティストユニット、「howra」による初個展、「偶然の地層の上に」を開催いたします。
本展では、全ての作品を共同で制作し、新たな試みとなる大作2点を含めたキャンバス作品とドローイング、セラミック作品を展示いたします。粘土の作品は淺井裕介にとって原点回帰とも言え、高山夏希は作品としての発表は初めてとなります。

戦前から、多くの芸術家たちがアトリエを構えた歴史ある豊島区エリアにて、現在制作活動のベースを置く作家たちによるアーティストコレクティブ「パルナソスの池」(淺井裕介、高山夏希、松井えり菜、村山悟郎)より派生した「howra」は、「池袋モンパルナス展2.0」(2020年)を堺に、二人の間で往復書簡のように作品を渡し合いながら共同制作を続けたことにより2021年に結成されました。

制作手法や作品の表層においては異なる部分を持ちながら、二人に共通し、引き合わせたのは、イメージに素材を従わせるのではなく、そこにある素材や場所からイメージを引き出す方法論です。

共同制作においては、意図的でもありながら自然発生的であり、淺井裕介でも高山夏希でもない何者かになろうとしている様態がそこにあると話すように、二人の作家が一つの支持体の間で、思考の痕跡と残像を織り成し合いながら一つの作品へと創り出しています。
淺井の描く生き物たちに、高山がメディウムを編み込むように表情が与えられたドローイングから、互いの色彩によって大胆に再構築されたもの、掘り起こされた壁画やレリーフの遺物を思わせるいでたちのペインティングなど、本出展作品において展開は多岐にわたります。

そこに置かれた色や素材、痕跡から想像力によって反応し、描く肉体的行為と内的イメージを同時に織り成し、飛躍していく様を楽しむかのような有機的な表現は、私たちが本来自然を介して持つ、原始的・根源的な想像力に働きかけ、焦点をあてる契機をもたらすでしょう。

スケジュール

2021年5月14日(金)〜2021年6月6日(日)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
月曜日
入場料無料
展覧会URLhttp://eukaryote.jp/exhibition/by_chance/
会場EUKARYOTE(ユーカリオ)
http://eukaryote.jp/
住所〒155-0001 東京都渋谷区神宮前3-41-3
アクセス東京メトロ銀座線外苑前駅3番出口より徒歩5分、東京メトロ千代田線・副都心線明治神宮前駅5番出口より徒歩13分、JR原宿駅竹下口より徒歩15分
電話番号080-9524-6981
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