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「GALLERY MoMoの地下探索:鴻池朋子の『踊る手』」

Gallery Momo Ryogoku
終了しました

アーティスト

鴻池朋子
GALLERY MoMo 両国では、当ギャラリーでは初となる鴻池朋子の個展「GALLERY MoMoの地下探索:鴻池朋子の『踊る手』」を11月27日(土)から12月25日(土)まで開催いたします。本展ではタイトルの通り、鴻池のスタジオから見つけ出した作品をギャラリーがキュレーションし構成する展示の第一弾で、今回は鴻池の原点を探ります。

鴻池朋子作品の整理をするためアトリエから大量のドローイングを預かったのは2年前、年代や作風にばらつきがあるもののどれも気持ちの良い線で描かれ、彼女の原点を思わせるドローイングを見つけることができました。

最終的な作品を知っているからこそ、そうしたドローイングやちょっとした手遊びのように作った立体作品の多さから、「手から発想を得」て作品が生まれると言うプロセスを感じることができました。作品のアイコンのようなキャラクターを作り上げるのも、パーツごとに何枚も繰り返しドローイングにして作り上げていく工程は、おもちゃ会社に勤務していた彼女ならではのアプローチで、全てが繋がった気がした瞬間でした。
鴻池のスタジオを訪ねるたびに冒険しているようなワクワク感に包まれ、作品として形になる前の、鴻池の手が遊んでいる姿が目に浮かび、視覚からだけでなく身体全体で感じるこのような体験をギャラリーにも再現しようと考えました。

一定のリズムで行き来するアースベービーの振り子は、自然の中を縦横に行き来する鴻池自身の姿と重なり、その空間を遊びまわるように動く姿が、鴻池が作品を作り出す際のライブ感の再現となることを目指しています。
 
また、11月28日(日)には、木下知威と共に『筆談ダンス Dance in writing』の開催を予定しており、鴻池と木下が様々な筆談トークを行い、その筆談を文筆家の大竹昭子が読み上げ、生配信いたします。小さなギャラリーの空間から手作りで届けるこのイベントは、何が起こるかわからないワクワクもあり、鴻池が作品に着手するときのような遊びながら作り上げようとすることで、木下や鴻池だけでなく、そこにいる鑑賞者、配信を見ている人たちも巻き込み、コントロールの効かないような時間を共有できるのではと考えています。
ギャラリーでの新しい試みを、『筆談ダンス Dance in writing』も含めて、是非ご高覧いただけると幸いです。

スケジュール

2021年11月27日(土)〜2021年12月25日(土)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
入場料無料
会場Gallery Momo Ryogoku
http://www.gallery-momo.com/
住所〒130-0014 東京都墨田区亀沢1-7-15
アクセス都営大江戸線両国駅A3出口より徒歩1分、JR総武線両国駅東口より徒歩5分
電話番号03-3621-6813
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