終了した展覧会・イベントです

「生誕110年 佐藤太清展 水の心象」

奈良県立万葉文化館
終了しました

アーティスト

佐藤太清
自然から感受したイメージを独自に解釈し、詩情豊かな世界観を創出、花鳥風景画を確立した日本画家・佐藤太清(1913 ~ 2004 年)は、2023 年に生誕110 年、2024 年に没後20 年を迎えます。太清の人生は、母の胎内にいるうちに父が病没、誕生直後には母も亡くす体験から始まりました。幼少期に孤独から逃れるように野山を歩き、そこで見たものを描くひとときが絵の道に進む端緒であったと、後に太清は語っています。故郷・京都府福知山市に流れる由良川は豊かな恵みをもたらす一方、水害を発生させる暴れ川としても知られています。穏やかな自然が時に様相を変える瞬間を太清は何度も目撃したことでしょう。太清の描く絵画には、自然の美しさや生命感が込められる一方、恐怖や逃れられない死といった重層的なイメージがみられ、独自の画風が形成された礎には、幼少期からの自然との関わりが影響したと考えられています。本展は、太清が生涯にわたり描いた〝水〟に連関する作品に着目。画業70 年における作品を概観しながら、水の心象表現をたどります。

また、初の試みとして、画室に遺された全絵具をサンプル化した1000 色を超える色相図「太清の絵具棚より」を会場に設置。太清自身が調合した多彩なグレーに注目しつつ、画家の眼にせまる展観もみどころとなっています。

スケジュール

2024年5月18日(土)〜2024年7月7日(日)

開館情報

時間
10:0017:30
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料一般 800円、大学生・高校生 500円、中学生・小学生 300円
展覧会URLhttps://www.manyo.jp/event/detail.html?id=491
会場奈良県立万葉文化館
https://www.manyo.jp/
住所〒634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥10
アクセス近鉄線橿原神宮前駅東口より明日香周遊バス(飛鳥駅行き)「万葉文化館西口」下車徒歩3分
電話番号0744-54-1850
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します

0件の投稿

すべて表示

まだコメントはありません