ゲンダイハイツ・ギャラリー・デン今回の作品では、女性の身体モデルと都市をダイレクトに接続する。この試み自体は既に80~90年代にロバート・ロンゴ、エリック・フィッシェル他により済んでおり、新しいことはない。しかしここでは文学において、阿部和重以降の世界に対する村上春樹の返答としての小説『アフターダーク』に注目した。
80年代的な隠蔽の美意識はモードとして消費されたかに見えたが、村上はその可能性を自らの作品をアーカイヴとして引用、リミックスした新作でその意味を明らかにしようとしているようにみえる。自分もまた、モードとして消費されたかに見える諸テーマを、今日的な身ぶりの中に再配置し、その機能と可能性を再度確認したいと思う。下北沢、新宿、経堂などの夜の街を、地点も時間も欠いた都市として再認識し描写する。女性もまた名前と肉体を欠いた存在として描写する。そこに横溢するエロスは、ゴダールのかの作品「ALPHAVILLE」を意識し、透明な現在の世界を表象し得ると考える。
■関連イベント
LIVE ALPHAVILLE
11/30 19:30開場 20:00開始 (終了予定21:00)
Charge¥1500- (drink含)
出演:
DRAGON CASTLE (tattaka+柳井和城) 安永哲郎 ユタ川崎
※DRAGON CASTLEはtattaka≒高橋辰夫と柳井和城の二名による音響・映像ユニット。映画のサンプリング映像+ギターの即興を基本に、都度朗読やボーカルなど交え、音楽、演奏のエンタテインメント性をシミュレートする。
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