丸の内ギャラリージャン・クロード・ウーターズはベルギーとパリを拠点に活動する作家です。現在はモノクロ写真の制作を主軸に制作をしておりますが、単なる写真家というよりもより広範なアーティストとして括るべき作家と言えるでしょう。もともとモーリス・ベジャール率いる20世紀バレエ団のダンサーとしてキャリアを出発しているウーターズは現在でもパフォーマンスを初め、表現の様々な分野に飽くなき追及をしております。写真作品はその一つでありますが、昨年の日本紹介以来各方面から大きな評価を受けております。デジタルエフェクトのみならず、暗室内での特殊な加工もされないモノクロ写真の白と灰色の僅かな境界の中に定着された、極端なまでにストイックなイメージは、まるで眩暈や、熱病時の幻覚かのように我々の前に表れます。マック・パワー誌の本年5月号の特集「いま、知っておくべき世界のフォトグラファー50人」に於いて「あまりにも美しき精霊の肖像」(熊谷朋哉)と評され、並居る巨匠を抑え大きく取り上げられる他、先の九月にはニューヨークのブルーミング・デールズにて人気デザイナー、マークジェイコブスとのコラボレーションも実現するなど、ますます今後の活動にも注目が集まっております。今回の展覧会では、ポートレートとヌードを被写体とした作品を15点程展示いたします(会期中展示替え有り)。
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