ゼンシZENSHIでは、6月2日(土)から7月14日(土)まで笹口数の個展「 white」を開催致します。ZENSHIにおいては初の個展となるこの展覧会では、額装の表面である透明なガラスやアクリルに文字や記号の刻印を施した新作を発表致します。
笹口数は、昨年、北海道立近代美術館で開催された「ビューティフル・ドリーマー‐夢からのおくりもの‐」でも発表した、空間に浮遊する小さなボールの配置によって人体を表す「ball work」シリーズをはじめ、アンケートに基づいて作られた化粧品の品名から形作られるポートレート、地名だけで構成される地図といった作品を制作し、これまで国内外の展覧会で発表してきました。
今回の作品のテーマは、「white」。一見すると鑑賞すべき中身のない額が展示してあるだけの真っ白な空間。しかし、作品に近付いてみると額のアクリル面に刻まれた情報が影として壁面に投射され、浮き上がってきます。影として提示される情報、その姿はとても儚く、また、それが示すものは断片的なものです。観客はその断片を読み取り、頭の中で全体像として結び付けます。真っ白な光の空間に、ひっそりと、しかし、確固として存在する影。多くの「余白」を残すこの空間で存分に想像力を働かせていただけたらと思います。
オープニングパーティー:6月2日、18:00~
【画像: 「coast」 2004年、340.0x240.0x610.0cm (スポンジボール、釣り糸、合板等)】
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