photographers’ galleryジャン=リュック・ゴダール(1930-)は、映画で何かを考えている。だが、何を考えているのか? ゴダールの映画から、セリフをいくら取り出してみても、「引用」されているイメージの出所をいくら明らかにしてみても、そこで何が思考されているのかは明らかにはならない。なぜならそれは、同時に進行している複数の音—映像の質やタイミングと不可分な思考だからだ。それはうまく言語化できない。それは本質的に、言語というものの仕組みを超えてしまうような思考である。だが、言語ではないようなものを、いったい「思考」と呼ぶことができるのだろうか? そもそも言語ではないような「思考」について、何か言ったり、考えたりすることができるのだろうか? 全3回のこのレクチャーは、ゴダールが、映画というメディアを駆使して展開している思考の「システム」を、可能な限り明らかにしようという試みである。
講師:平倉圭(映画・美術理論/美術作家)
企画:中村大吾(編集者)
•第一回「ゴダールの編集技法」
(第12回photographers’ gallery講座)
2007年3月24日(土)18:00~
•第二回「類似と錯乱—イメージによる思考」
(第13回photographers’ gallery講座)
2007年3月31日(土)18:00~
•第三回「拷問と復活—非応答をめぐって」
(第14回photographers’ gallery講座)2007年4月7日(土)18:00~
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