ギャルリー・タイセイル・コルビュジエはその生涯において75点の建築作品を残しましたが、それ以外に手掛けた計画案はおよそ200点に上ります。さまざまな理由から計画で終わったプロジェクトの中には、実現していれば、必ずや注目を集め、高い評価を受けることになったであろうものも少なくありません。本展では、こうした数多い未完のプロジェクトの中から、ル・コルビュジエが作品集の中で大切に扱っている作品を選んで展観いたします。それらは、彼にとって重要な作品であるのは間違いないからです。壮年期の計画案からはル・コルビュジエの壮大な計画にかける意気込みが、また晩年の計画案からは新たな方向性への模索がうかがわれます。また、そのときどきの時代性を反映しているのも特徴的です。生誕120年の今年、実現できなかったプロジェクトを通して、ル・コルビュジエの新たな一面を発見していただければ幸いです。
紹介するプロジェクト:
アトリエのある家(1920年代)
ヴォアザン計画(1925年)
ムンダネウム(1928~30年)
ソビエトパレス(1931年)
10万人収容の国立国民祝祭センター(1936~37年)
サント・ボーム(1948~50年)
ストラスブールの会議場(1964年)
ブラジリアのフランス大使館(1964~65年)
オリベッティ電子計算センター(1962年)
ヴェネツィアの新病院(1965年)
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