unseal contemporary何気ない日常のちょっとした瞬間のこころの動きを写真のスナップショットのように切り取り、丁寧に描いているわけですが、作品から受ける印象はそれだけのことで終わりません。作品を見終わった後でも、その残像は残るのです。描かれている女性たちの可愛さを超えていく余剰があります。その余剰の印象は、たぶん作家が私たちの存在のはかなさを十分に分かっていて、だからこそ一瞬の時間を大切なものとして絵画空間の内部に留めておきたいといい情念から来ているように思えます。描かれている若い女性たちは明るい表情を見せてはいますが、どこか不安が宿っています。かけがえのない幸せな瞬間はあっという間に崩れてしまうかも知れないというような不安です。いつも不安と隣り合わせであり、無意識的、流動的な要素を持っていて反転可能なもののようです。本個展は作家にとって当ギャラリーで初めてとなり、平面作品とドローイングを中心に構成されます。
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