マルク・シャガール「死せる魂」

町田市立国際版画美術館

終了しました

アーティスト

マルク・シャガール

マルク･シャガール(1887-1985)は20世紀を代表する画家･版画家としてよく知られています。激動の20世紀を生き抜いたその97年におよぶ生涯は決して穏やかなものではありませんでした。しかしシャガールの描き出す世界は、華やかな色彩と夢のような情景に満ちあふれ、世界中の人々に愛され続けています。

シャガールは1922年、革命後のロシアを逃れベルリン、パリなど各地を転々とする生活に入りました。彼がエッチングの技法を学んだのはこの頃で、まとまった作品集と取り組んだ始めての作品が『死せる魂』です。尊敬する祖国の作家ゴーゴリ(1809-1852)の『死せる魂』を選んで制作された銅版画には、彼の心のなかにあった祖国への愛、望郷の思いがこめられています。

『死せる魂』は単色の銅版画集で、のちの版画集のような多色刷りではありませんが、変化に富む場面構成やシャガールならではの優しさの漂う細かなモチーフなど、その後の彼の特質がよく現れていて見るものを飽きさせません。

主な展示作品はロシアの作家ゴーゴリ(1809−1852)が書いた未完の小説『死せる魂』に、マルク・シャガール(1887-1985)が描いた銅版画96点全点。なお本展は他館の巡回はいたしません。

学芸員による展示解説: 3月11日、18日、25日、4月1日14:00~40分程度
観覧券が必要です。スタートは2階展示室入口付近。

館長によるスペシャル・トーク: 3月17日14:00~40分程度
観覧券が必要です。スタートは2階展示室入り口付近。

美術館で語りあおう—トーク・フリー・タイム: 会期中の無料日を除く水曜日・土曜日の10:00~13:00
（トーク・フリー・タイムは「鑑賞のための静けさ」よりも美術をめぐる会話を楽しむ時間です。作品を前にして友人や家族と語りあう、たまにはそんなひと時があってもいいのではないでしょうか。小さなお子さま連れの方も気兼ねせずにご入場ください。）

【画像：版画集「死せる魂」より「ゴーゴリとシャガール」】

スケジュール

2007年3月10日(土)〜2007年4月1日(日)

開館情報

時間	10:00 〜 17:00 土曜日・日曜日・祝日は17:30まで
休館日	月曜日月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館年末年始休館

入場料

一般 400円、高校・大学生 200円、65歳以上の方 200円、中学生以下無料、初日（3月10日）は無料

展覧会URL

https://www.city.machida.tokyo.jp/event/shisetsubetsu/hanga/kikakuten/kikakuten03/index.html