その1つは、戦禍により立ち昇る煙を描いた「Cloud, Smoke and Blast―The Great World ' Rule' way(雲、煙、粉塵―グレート・ワールド・ルール・ウェイ)」シリーズで、もちろんこのタイトルは、ターナーの名作「Rain, Steam and Speed―The Great Western Railway(雨、蒸気、スピード-グレート・ウェスタン鉄道)」(1844年ロンドン、ナショナル・ギャラリー蔵)に負っている。このシリーズからは、長崎のキノコ雲や9・11のニューヨーク、イラク戦争、ベイルートを攻撃するイスラエル軍の煙の作品など、油彩、ドローイングを交えて出品されている。そこには蒸気機関の発明によってもたらされた科学文明の負の側面が並んでいる。
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