TKG Daikanyama中村ハルコは、東アフリカやタンザニアを始め世界30数カ国を旅しながら作品を撮り続け、2000年、自身の第一子誕生を記録した作品「海からの贈り物」で「写真新世紀展2000」の年間グランプリを受賞。今後の活躍が期待されるなか、2005年1月、すい臓がんで急逝。享年43歳でした。
ドキュメンタリーの視点を持ちながら、独特の柔らかい表現で人々の暮らしや表情をとらえる中村ハルコの作品は、彼女とその被写体との間に流れる愛情や温かい空気が観るものを惹きつけます。
イタリア・トスカーナにしっかりと生き、支え合う、老夫婦を中心にし家族の愛を写し撮ったシリーズ「光の音」では、普遍的な優しさや懐かしさ、そして“人と人”との繋がりを"永遠"に色褪せることなく描き出しています。また、「海からの贈り物」では、女性の内外的な変化を体当たりでドキュメントし、モノクロ、カラーをシンメトリーに織り交ぜたコンセプチュアルな構成で生命の誕生とその神秘、女性写真家にしか撮り得ない力強さが表現されています。
これらの作品が、写真集『光の音—pure and simple』(発行/フォルマーレ・ラ・ルーチェ)として今年8月に出版されました。本展ではこの写真集から、カラープリント約22点を展示・販売いたします。
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