群馬県立館林美術館1855年、フランス中部ブルゴーニュ地方のソーリューに生まれたポンポンは、彫刻家をめざして20歳でパリに出ます。ロダンをはじめとする様々な彫刻家のもとで下彫り職人として働き、情感溢れる人間像の制作に携わる一方で、動物園での動物観察にもとづく制作へと自身の関心を注ぎ、オリエントやエジプトの浮彫彫刻、日本の工芸に影響を受けながら、次第に、細部と無駄を削ぎ落とし、形態の本質を追究した革新的な動物彫刻を生み出すに至りました。流麗なシルエットを特質とするその造形は、アール・デコの美学を映し出し、とりわけ1920年代に入ってから高く評価されました。
本展では、当館が所蔵する作品・資料の中から、ブロンズに加え、これまで紹介する機会のほとんどなかった石膏、さらに写真や手紙、絵はがき、ポンポンが収集した新聞や雑誌の切り抜きなどのドキュメント類を併せて展示し、ポンポンの彫刻作品が生まれるプロセスにも迫ります。
[画像: フランソワ・ポンポン 「サント・カトリーヌ」(1894) 石膏 群馬県立館林美術館蔵]
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