ギャラリー新居 東京樋勝朋巳は1969年長野県に生まれ、93年に多摩美術大学を卒業後、銅版画の制作を始めました。これまでエッチング、アクアチント、ドライポイントといった手法を組み合わせ、詩情豊かな世界を作り出してきました。
日常の中の小さな幸福の一駒を描いた作品は、じっくりと自身の心の奥底を見つめ、対話をくり返す中から生まれてきます。無駄なものを削ぎ落としたシンプルな形と繊細な線、おさえた色彩で表現された画面の根底には、穏やかな温もりやおかしさが滲み、その詩的で豊かな空間は、イタリア ボローニャ国際絵本原画展入選をはじめ、国内外の版画コンクールでも注目を集めてきました。
常に新たな表現を模索し変化を続ける作家は昨年より、油彩による作品の制作をはじめました。「思い出やできごとを繋ぎ合わせまわっていく時間の中で静かにゆっくり廻りあうことのできる、小さな力を描きたい。」と作家はいいます。
自分自身と向き合い生まれた、樋勝朋巳の新しい世界をぜひご覧下さい。
新作油彩画約20点を展示いたします。
[画像: 「この橋を渡れば」 (2008) 油彩・キャンバス 72.7x90.0cm]
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