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日本・ロシア芸術交流作品展
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日本・ロシア芸術交流作品展
東邦画廊
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アーティスト
阿部守、大槻孝之、海崎三郎、サトル・タカダ、塚脇淳、戸田裕介、ドミトリー・ニコラエヴィッチ、ユーリ・トカチェンコ、エレーナ・ラプシナ、ヴァレンティナ・ズサヴィスカヤ
ロシア・アヴァンギャルドといえば、1965年<日ソ文学シンポジウム>のためモスクワに行ったとき、ある晩餐会でたまたまわたしの隣席に坐った長老作家イリア・エレンブルグの話を思い出す。—シュプレマティズムを唱えたマレーヴィッチだって、ロシアの大草原を前にした祈りに発する抽象絵画で、けっして西欧の模倣ではない。不幸にしてスターリンの独裁に抑圧されて、ロシアの美術は半世紀も世界の大勢からおくれてしまった。マレーヴィッチは近年のペレストロイカで、西欧や日本にも紹介されているが、ロシア構成主義でももっともスケールの大きいタトリンやロドチェンコは、ほとんど本格的に紹介されていない。
あとで考えると、若いころ西欧に長く滞在したエレンブルグは、作家同盟や美術家同盟には耳の痛い苦言を主に外国人にむけて放言する役割だったのだろう。ただ発言内容はまさに真実で、あれからまた半世紀すぎても、状況はあまり変っていない。それどころか、ソヴィエトが解体して多くの小共和国をかかえこんだ、ロシアの美術に対する世界の関心が稀薄になっている。そんなとき、タトリン、ロドチェンコらロシア構成主義とそれをうけつぐ現代美術家を中心に、日本の美術家グループが交流をはかって、日本とロシアで展覧会をひらく企画に、わたしは両手をあげて大賛成だ。苦難のなかでこそすぐれた芸術を生んできたロシア・アヴァンギャルドと、経済成長に酔い痴れた末に今ようやく不況のどん底につき落とされた日本の美術家との交流には、たがいに示唆し披益するところ多いと思われる。(2009.7 針生一郎)
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スケジュール
2009年10月26日(月)〜2009年11月1日(日)
開館情報
時間
11:00 〜 19:00
休館日
日曜日、祝日
入場料
無料
会場
東邦画廊
住所
〒104-0031 東京都中央区京橋3-9-2 宝国ビル2F
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アクセス
地下鉄宝町駅A3出口より徒歩1分、地下鉄京橋駅1番出口より徒歩2分
電話番号
03-3562-6054
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