終了した展覧会・イベントです

ミリアム・アイケンス + 杉田陽平 展

ギャラリー・ストレンガー
終了しました

アーティスト

ミリアム・アイケンス、杉田陽平
ギャラリーストレンガーでは、昨年に続きベルギー出身の女性彫刻家、ミリアム・アイケンスと、同じく昨年、若手日本人作家として紹介した杉田陽平の平面絵画の二人展の展覧会を開催いたします。年齢も性別もバックグラウンドも全く違う二人のアーティストが作り上げる新しいコラボレーション展をご期待していただきたいと思います。

ミリアム・アイケンスはベルギーのゲントの美術アカデミーで彫刻を学んだあと、1970年代から長くヨーロッパを中心に活躍し、一貫してフランドルで制作を続けています。彼女の作品の特徴である、しなやかな曲線、優しさに満ちた表情、やわらかにテラコッタを包む色彩は、その場の雰囲気を和ませ、心地よさを与えてくれます。女性の優美さ、日常の暮らしから受ける小さな「喜び」にこだわり続けている彼女とテラコッタという素材の相性には必然性さえ感じさせます。本展は彼女の日本での3度目となる展示になり、テラコッタの頭像を含めた立体作品8点を紹介いたします。

一方、杉田陽平は昨年武蔵野美術大学を卒業後、三菱アートゲートプログラムでの作品購入やトーキョーワンダーシード入賞、弊ギャラリーでのグループ展や都内画廊個展と多忙を極めた活動で近年注目を浴びています。技法は「絵の具の皮」と称するあらかじめアクリル絵の具で作られた皮膚をキャンバスの上で貼り合わせていくという独自のスタイル。今回は「生き物の死」について考えた平面作品約6点をご紹介します。外骨格のカブトムシは死んだ後カブトだけを残して中身は溶けてなくなってしまうのだという事実を知った幼い頃。一体何を守り、"出会ったヒトの中の記憶にのこる自分の外見"とはどのようなものであるべきなのかを問います。

対照的なテーマようにみえるベテラン作家からの「生きる喜び」と若手作家が見据える「亡くす時」。背中あわせに存在するこの両極の狭間に思いを馳せていただきたいと願っております。

スケジュール

2009年7月18日(土)〜2009年8月8日(土)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
日、月、祝日は要予約

オープニングパーティー 2009年7月18日(土) 18:00 から 20:00 まで

入場料無料
会場ギャラリー・ストレンガー
http://www.gallery-strenger.jp
住所〒106-0047 東京都港区南麻布3-3-39 カーサベルマン1F
アクセス東京メトロ日比谷線広尾駅より徒歩10分
電話番号03-5422-9045
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