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今日、情報デザインとフィジカルな製品デザインの垣根は取り払われ、デザインの対象はモノのかたちや質感に留まらず、音や光、手触り、動き、インタラクションなど幅広い要素を統合的に扱うことが重要になってきています。その一方で、新しい価値創成の鍵は、やはり個々の作り手のもとに育まれた感覚、才能、創造性にあるとも言えます。このような「幅広い視野のネットワーク・デザイン」と「価値創出のためのパーソナル・デザイン」を同時に進める21世紀型デザイナーの育成人材を目指し、2008年4月より慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)に新たな大学院プログラム、XDが始動しました。
本プログラムは、以下の3つの理念(X)に基づいて活動が展開されています。
1. eXperiment 実験的デザイン
プロトタイプの製作を中心として、ひととモノの新しい関係を探る。生み出されつつある未来の価値を、作り手が実験検証しながら磨いていく。ユーザビリティテストを繰り返すことにより、高いレベルのユニバーサルデザインを実現する。
2. eXperience 体験をデザインする
人がモノや環境に対し、最初の出会いから入手、使用、メンテナンス、廃棄までのすべてをデザインする。視聴覚だけでなく、あらゆる身体感覚をデザインのターゲットとする。人と物、自然と人工物の長期にわたる共存を考える。
3. Crossing 価値観と知識の交流
異文化の混合、地域間の連結、芸術とテクノロジーの出会い、異業種のコラボレーションなど様々な領域間の出会いに新しいデザインを求める。幅広い学問領域にふれる機会を提供し、人材交流を活発化させる。
本展では、上記の3つの理念を踏まえ、未来のものづくり拠点形成に向けたFXD(Factory of X Design)構想を提案し、また本プログラムに関わる教員や学生によるプロダクトデザインやインタフェース等に関する研究成果を展示します。さらに、会期中には教員や関係者による、これからのデザインやそれを支える研究、教育のあり方に関するシンポジウムも開催します。
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