三鷹市美術ギャラリーアーティスト
吉田嘉三郎、吉田博、吉田ふじを、吉田遠志、吉田穂高、吉田千鶴子、吉田亜世美
吉田家は近代風景画の巨匠・吉田博(1876-1950)を筆頭に、その義父・嘉三郎(1861-1894)から博の孫であり現代作家として活躍中の亜世美(1958-)まで4代にわたる家人7名が画家の道を選びました。博にとって義妹であり後に妻となったふじを(本名:藤遠)は、幼少の頃から画家になるべく指導を受け晩年に到るまで絵と旅に生きた時代の最先端をゆく女性でした。2人の間に生まれた長男・遠志(1911-1995)は、父から受け継いだ伝統木版画の技法を広く世界に普及させる一方で、幼少の頃から親しんだ動物を主題に優れた作品を生み出します。次男・穂高(1926-1995)は理系に進学し作歌活動を行うなど多才な面をみせますが、やがては画家に自らの進路を見出します。従来の木版画に写真製版など新しい技法を用いて表現した独自の世界は、戦後の版画芸術において新しい境地を切り拓きました。穂高の妻・千鶴子(1924-)も岡本太郎主宰の前衛美術活動に参加した画家であり、結婚後は版画を主体にした活動に移行します。本展では、家族として集いながらもそれぞれが自らの表現を追求した〈吉田家〉の人々と作品に迫ります。
[画像: 吉田博 「穂高山」 (1913-26)]
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