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スザンナ・ニーデラー 「margins」

Gallery Jin Projects / Esprit+
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アーティスト

スザンナ・ニーデラー
スザンナ・ニーデラーは1958年バーゼル(スイス)に生まれ、1978−1983年にかけてバーゼル大学、メキシコーシティ大学、パリ VII大学で言語学や美術史、文学、映像理論、写真、現代美術などを学ぶ。学位取得後は、「欠如」「不在」「空虚」と言ったことを意味する楕円(the ellipse)をテーマに活動を開始する。1995年以降アジア各地を訪れ、2006年には2半年ほど日本にも滞在する。現在は、チューリッヒ(スイス)に活動の拠点を置く。これまでに、ドイツやスイスを中心に発表。個展グループ展多数開催。1997,1999年にヴィースバーデン美術館(ドイツ)で、また、2009年にプファルツガレリー美術館(同国)で個展を開催。主なパブリックコレクション:バーゼル市(スイス)、ライジンガー美術館(米国)、など。

展覧会タイトル“Margins”は、作家によるとこちら側とあちら側の間を分ける線や内と外、或いは又、存在することと存在しないことの間に横たわる境界線をイメージしていると言う。日本で初の本格的な個展となる本展では、インスタレーションのほかに、平面や立体作品も展示予定。

ニーデラー自身にとって、文学、音楽、美術が身近な存在であることから、これらの接点についての考察と作品制作の模索を始める。そして、それらに共通して存在する「空白」を発見、“ellipse/エリプス/楕円”というモチーフを通じて、視覚的に表現するに至る。例えば、音楽や言葉の「間」、そして絵画作品の「空白」は、描写とともに表現として重要な役割を担うようになる。

この「空白」や「間」は、聞く/観る/読む側に解釈の自由を与える。彼女は“ellipse”の語源である、不在・欠如・ギャップを視覚表現を通じ示唆する。ニーデラーの作品はけっして何かを強く主張することはなく、エリプスをさまざまに表現することで、存在と不在の両義性、中間にあるもの、ギャップや欠如を静寂なる空間に表し、見る者の意識を覚醒する。ニーデラーの作品は、非常にシンプルなフォルムの中に、温かさと研ぎ澄まされた美しさを併せ持っており、見る者はいつの間にか惹きつけられ、「空白」の世界へと誘われる。

スケジュール

2009年11月28日(土)〜2009年12月21日(月)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
月曜日、火曜日
入場料無料
展覧会URLhttp://www.galleryjin.com/exhibitions/091128_susanna.html
会場Gallery Jin Projects / Esprit+
http://www.galleryjin.com
住所〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
アクセス東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分、東京メトロ千代田線湯島駅6番出口より徒歩3分、JR山手線秋葉原駅電気街口より徒歩8分
電話番号03-5814-8118
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