アサヒ・アートスクエア振り返ると、戦後日本では「転換期」と言えるさまざまな場面がありました。高度経済成長、学生運動、バブル期やバブル崩壊など、その都度人々は影響を受け、生活や表現のスタイルも時代とともに大きな移り変わりを見せてきました。では、現在の日本では何を「転換期」として認識することができるのでしょうか。不況?政権交代?GDPが中国に抜かれること?ネットの浸透? それらが今の生活に大きな影響を及ぼしていることは明らかなことでありながらも、いくつもの要素が交錯し、どれか一つを特定した「転換期」として指し示すことの難しい状況に私たちはおかれています。「東京生活転回法」では、そうした有形無形の「転換期」乱立の中、私たちが暮らす東京という都市で、オルタナティブで批評性のある都市への視点や、制度・環境の捉え方を、アーティストとともにつくり出すことに焦点が当てられます。さまざまな既存のサービスやシステムをただの受け手として活用・認識するのではなく、自ら組み替え、都市空間をステージとしたリレーショナルな表現の可能性をアサヒ・アートスクエアを拠点に追求します。
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