神奈川県立近代美術館 鎌倉アーティスト
ワシリー・カンディンスキー、パブロ・ピカソ、ジャン・アルプ 他
当館が所蔵する 20 世紀西洋版画のコレクションから、代表 的な作家 23 名の版画作品約 70 点を紹介いたします。抽象絵画の先駆者で 20 世紀美術の展開に多大な影響を不 えたワシリー・カンディンスキー(1866-1944)。キュビス ムの創始者のひとりであり、生涯に様々な様式を開拓して膨 大な数の作品を残したパブロ・ピカソ(1881-1973)。画家、 彫刻家、そして詩人として活躍し、ダダイズムやシュルレア リスムを開拓して有機的形体の作品にたどり着いたジャン・ アルプ(1886-1966)。アフリカ彫刻の影響を受け、その手 法を取り入れながらキュビスムを再構築していったオシッ プ・ザッキン(1890-1967)。あるいは、建築、絵画、彫刻、 舞台美術に関する『未来派宣言』の出版に関わり、画家、舞 台美術家として活動したエンリコ・プランポリーニ (1894-1956)。シュルレアリスム運動に参加し、オートマ ティスムの手法などを駆使して作品群を制作したアンドレ・ マッソン(1896-1987)やロベルト・マッタ(1911-2002)。 そして、アンフォルメルの中心的画家のひとりで抽象表現主 義の先駆者とも言われる、放浪のうちに短い人生を終えたヴ ォルス(1913-1951)など。
彼ら 20 世紀の芸術家たちは油彩画や彫刻の作品を制作す ると共に、版画の領域でも新たな表現を模索し、その後の芸 術思潮にも影響を不えるような作品を発表していきました。 20 世紀は版画の分野に新たな息が吹き込まれ花開いた時代 だったのです。本展では版画という領域から垣間見える、その後の芸術の 潮流に大きな影響を不えることとなった彼らの造形理念を探 求して 20 世紀美術の展開を再考します。
[画像:フランツ・マルク「馬の誕生」(1913年) 木版、多色刷]
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