Gallery Jin Projects / Esprit+小西菜津子は1984年に大阪府に生まれ、現在は東京芸術大学大学院美術研究科油画専攻に在籍し制作活動を行っています。2006年にシェル賞に入選し、2009年にはアート−アワードトーキョー丸の内2009に選出されるなど、今後その活躍が期待されている若手作家です。
一見乱雑な、しかし緊密な構成による作品は、遠近感のない余白が印象的で、描かれるもののかたちや描写は極めて簡潔であるにも関わらず、その配置と構図によって見る者の視線を「眺め」から「観察」へと変化させます。新作絵画13点を展示します。
丹澤和美は1974年に埼玉県に生まれ、1999年に武蔵野美術大学造形学部日本画科を卒業した後、ドイツへの四年間の留学を経験しています。帰国後は、活動拠点の武蔵野エリアを中心に発表活動を行って来ました。
その作品は、さりげなく抑制の効いた色彩と、伸びやかな筆致による躍動感が画面の中で共生し、見る者をふと安らかな心地にさせる静かな力があります。そして、淡い色彩としなやかな筆跡は、私たちの目線を固定させず快活に移動させ、独特の暖かみのある雰囲気は、水墨画のそれを連想させます。新作絵画9点を展示します。
日本画科と油絵科という出身が異なる二人。余白が描線の美しさを際立たせる丹澤。描かれた物によって余白がむしろ存在感を持つ小西。しかし、共通してよく考察され描かれた潔さに、いつの間にか私たちは視線を奪われ、眺めることから観察へと、好奇心をくすぐられて行きます。
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