WAITINGROOMこのたび、waitingroomでは2010年3月20日(土)から5月1日(土)まで、森田晶子 個展「けむる夜を着て」を開催する運びとなりました。森田にとって2年ぶりの個展となる本展では、ドローイング、ペインティングを中心とした新作を展示いたします。また、本展に合わせて制作されたzineの販売も行います。
森田晶子は1977年富山県生まれ、現在は東京を拠点として活動しています。ナイーブで白昼夢のようなドローイング制作を主としていた森田ですが、近年は精力的にペインティングも制作しています。また、それに伴い作品がまとう幻想的な雰囲気はさらに色濃くなってきています。「ファンタジーや物語性は、自分にとって欠かせない要素だけれど、夢の別世界だけを描こうとは思わない。日常から切り離されたものは、かえって希望がない。2つは地続きで、どちらか一方では成り立たない。その前提で想像されたものが好きだし、自分もそうしていたい。」ー森田晶子
一見すると非日常的な世界観が広がる森田の作品は、しかし本人が言うように、毎日を生きる日常との接点から見える(想像できる)情景が制作の出発点となっています。漂うファンタジアの中に立ちのぼる懐かしさや、ときおり見せる凛とした空気感は、森田の想像のきっかけとなる、夢と日常の行き来が生み出すものと言えるでしょう。
森田が描き出す、親密でドリーミーな夢と日常の接点が生む世界。その空気感を是非まといに来ていただければと思います。
[画像: 「クロッカス」(2009) キャンバスにアクリル、油彩、色鉛筆 273 x 220mm]
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