象の鼻テラス象の鼻テラスでは、韓国を代表するクリエイティブ・デザイン・スタジオ、flyingCity(フライングシティ)による、日本では初めてとなる個展“flyingCity展‐生物機械ターミナル”を開催します。現代美術、建築など専門分野を持ったクリエーターが集まり、2001年にソウルで結成されたflyingCity。
横浜を訪れた彼らが作り出したのは、「他者(自分とは異なる存在)」をテーマにした物語です。観光地としてのイメージが色濃くなった今、旅人(異邦人)は珍しいものではなくなり、自分との境界線も曖昧です。
そこでこの物語では、移動や旅行を通じ、私達が出会う旅人(異邦人)とは誰であり、「他者」を意味し、象徴するものは何かを追求しています。flyingCityは外に向かって開かれ、観光エリアに立地する象の鼻テラスを、旅人の行き交うターミナルと解釈し、未来に向けて「他者」に出会う場所として捉えたのです。
今回展示するのは、巨大でいびつな形の照明オブジェを用いたインスタレーション《Bio-Mechanism Terminal》です。これらは、彼らの手法のひとつである子供達へのワークショップを通じて着想した作品です。‘幻想旅行’をテーマに子供達にとって珍しいもの、見たことのない自分の体内や鉱物、化学物などを想像させるプロセスを経て描かれた「絵」からキャラクターなどを抽出し、混成、変形を経て「生物機械」として制作されました。
ターミナル化したテラス内を浮遊する不気味な「生物機械」は、まるでアニメに出てくるような未来の乗り物や宇宙船、未来の旅を想起させると同時に、「他者」の存在を強烈に示し、旅を通じて出会う「他者」との関係性を突き付ける装置となり、問いかけるきっかけとなるのです。
まだコメントはありません