ニコンプラザ東京青森県大間町の原子力発電所建設予定地内の炉心近くに、一人の地元の女性の畑と土地が守られている。ただこの豊かな海や森や土地を守りたいという思いで、一人土地を守ってきたこの女性は熊谷あさ子という。
作者が初めてこの地を訪れたのは2006年12月だったが、熊谷さんはこの年の初夏に亡くなられ、残念ながら作者は熊谷さんとは一度も会ったことはない。今は、彼女の遺志を継いで家族がそこを守っている。
原子力発電所は、もともと大間の町の人達の畑があったところに建設されたが、そこには白い砂浜が続く白砂海岸があり、その海岸線から丘陵になっている場所だ。これらの場所に実際に建設の手が入ったのは2001年からだが、大間の町に原子力発電所の建設計画が起きたのは1976年のことで、この長い期間に残ったのは熊谷さんの土地だけだった。作者がカメラを向けたのは、その場所である。
作品は、2006年12月から2009年5月までの、その畑や周辺の模様を撮影したものである。カラー作品。
※タイトルの「Pu」は、プルトニウムの元素記号。
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