1965年の「サティスファクション」のヒットによりスターダムに躍り出た後、ビートルズと共に1960年代、英国の音楽とポップカルチャーを牽引したザ・ローリング・ストーンズのオフィシャルフォトグラファーとして、1965年から1967年の間、彼らのON/OFFを記録した英国人写真家、ジャレッド・マンコーウィッツの写真展を開催いたします。ロンドン市内のスタジオに籠り、アルバム「Between The Buttons」をレコーディングしていた、ある日の明け方4時。当時まだ20歳そこそこの新鋭写真家であったジャレッドは、ふと思い立ち、彼らと共に近くの公園へ撮影に出かけました。そのとき初めてレンズに直接グリースをほどこして撮影された、ドラッギーに光のにじむ写真からは、朝露に濡れた草の匂いや若き日のストーンズ・メンバーたちの物憂い気怠さが伝わってきます。
ドイツで出版された彼の写真集「Out of Their Heads」には、アルバムジャケットに使用された、この有名な写真の別カットをはじめ、亡きブライアン・ジョーンズをふくむ5人のメンバーがくつろいだ表情を見せるプライヴェートショット、みずみずしいステージングやセッションの様子など、貴重な写真が集大成的に編みこまれています。
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