永井画廊展示作品は2010年7月に刊行された『死ぬな生きろ』(スイッチパブリッシング社)に掲載されている写真と書のオリジナル各88点。これらの作品群は藤原が四国88ヵ所を巡って撮った写真88点それぞれに独自の言葉による書(揮毫)を付す、というこれまで試みられたことのない方法によるものです。
『死ぬな生きろ』の意は“自殺するな”ということではない。せっかく与えられた限られた命を全うに生きろ、という意である。生きた屍になるなということだ。それは何も“頑張る”ということではなく、肩の力を抜き、目の前にある世界を十分に感じ取り、この世に生を授かっていることの喜びを感じてほしい、ということだ。というのは私たちのこの世に滞在する時間は限られているからだ。その意味で今回の写真や書が目の前の“世界(この世)の感じ方”のヒントになれば幸いだ。そしてまた単行本の印刷では十分に伝わらないオリジナルプリントと肉筆の風合いを楽しんでいただきたいと思う。
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