新宿髙島屋 10階 美術画廊絵画は色と形、マチエールから成り立っています。描かれるモチーフは絵画において、大きな要素となっていて、描かれたものに引っ張られて鑑賞されることが多く、そこに意味、物語、精神性などを読み取ったり、感じたりします。その一方、作家にとって絵画は、絵具で作られる色、筆などの道具によって描かれた形、筆触、支持体、絵具の物質感として、見えます。抽象画でも具象画で も、画面に何が描かれているかではなく、何色がどのような形でどのように描かれているかというように見えます。赤い色の面は、赤い色の絵具が塗られたもの にすぎないのです。
これまで発表してきた「抽象ガール」は、抽象画を、ただの色と形とマチエールと捉え、例えば花模様の背景と同等に、ひとつの模様として背景に配されました。「地図」では、地の模様によって抜き取られた形が、図の人物を成り立たせているというものでした。
今回の個展では、以前のシリーズも一部含み、それらの絵画を作り出す絵具をその色で描いた「絵の具の絵」、作者の家にあるミニカー、動物のミイラ、頭骨を描いた「原寸の絵」などの小作品、油彩画、立体作品、約50点によって構成されます。
■アーティストトーク: 8月27日(土) 17:00-
中澤一雄(株式会社高島屋本社美術部長)x 松山賢
[画像: 松山賢 「絵の具の絵(コバルトブルー、クロームイエロー、カドミウムレッドディープ)」 (2011) 油彩、キャンバス 10 × 10 × 4.8 cm]
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