「葺く -草と木でつくる屋根」展

終了しました

21世紀をむかえ、自然と共生する循環型社会の構築が求められている今、本展では自然にやさしい屋根、特に草で葺く「茅葺き」、ヒノキの皮を重ねて葺く「桧皮葺き」、薄く割った板を重ねて葺く「杮葺き」の伝統技術を取り上げます。

今回の展示は日本古来の屋根がどのような材料で、どのような道具を用い、どのように葺かれていくのかを紹介するこれまでにないユニークな展示です。屋根の歴史をはじめ、屋根に葺かれる様々な材料、材料を拵える道具と作業場の再現、屋根を葺く道具、そして迫力ある屋根型模型を展示します。また屋根を葺く様子を収録した映像も会場内にて上映します。

なかでも今回の目玉展示は、普段建物の上にあって目の高さでは滅多にみることのできあに屋根の実物模型です。民家の顔と言われる棟の模型、高い技術を持つ筑波の職人が葺いた茅葺き模型、美しい曲線美をつくり出す桧皮葺きや杮葺きの模型を間近で見ることができます。

スケジュール

2011年8月22日(月)〜2011年10月1日(土)