無人島プロダクション鏡やアクリル板、合板、そして会場である無人島プロダクションにもともと存在していた扉や障子など板状のもので会場を構成しつつ、そこにここ数年田口が海外で行ったプロジェクトの映像作品の上映や写真の展示を加え、会場全体をコラージュしていきます。田口は2005年に、建築途中の家を、パッチワークのようにつなぎ合わせた絨毯で覆った「patch house」という作品を発表しましたが、本展ではこの「patch house」の手法に、床板を素材にした「Moment-performatives spazieren」の手法を織り合わせた、新たな試みを展開します。
田口は自身の制作について、「日常、身の回りにあるモノや空間、状況の中にこそ、新たな関係や風景をつくる要素があることを示唆している」と言います。この展覧会でも、普段見慣れたさまざまなものが日常の中で果たす役割を飛び越え、大胆につながり合うことで新しい風景が出現します。またその場に居合わせた観客も作品として巻き込まれ、「つくり手」と「観客」という関係性が、田口によって軽やかに塗り替えられることになるでしょう。
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