Frantic Gallery村山誠は、実際の花の研究を行い、花を解剖し、クローズアップ写真を撮り、ディテールのスケッチを描きます。その後デジタルの次元に移行し、形と構造をつくるため3ds Maxを、個別のパーツとコンポジションのために Adobe Photoshopを、要素の表記やスケール、学名を示すためにAdobe Illustratorなどのソフトを用います。最終的に、作品は大型デジタルCプリントで出力され、完成した「花」は透明なアクリル板に閉じられます。
村山にとっての初となる個展において、彼のデジタルドローイングの体系と、彼の作品の大部分を占める、アートの中の関係性を示すことができればと考えます。今回の展示では、"Botanical Diagram"(文字と数字の要素がある花のイメージ)と、"Botech Art"(Botanical ArtとTechnical Art の総合であり、イメージの三次元性と色の多様性を強調する作品)という二部構成として発表致し、展覧会には40点以上もの「無機植物相マトリックス」作品と共に、三線の約 2m のボタニカル図面を展示されます。
本展において村山なりの方法による「最新のテクノロジーを用い形態を与えた感受性と綿密性の統合」という日本文化の重要な特徴見せつつ、日本のアートシーンの才能の一つを明らかに致します。
[画像:Macoto Murayama, Commelina communis L. - side view – b, digital c-print, 150x100cm, 2011]
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