東京都江戸東京博物館元和2年(1616)4月17日に逝去した徳川家康の遺骸は、遺言により駿河国久能山(静岡県)に埋葬されました。翌元和3年には下野国日光へ「小キ堂」(ちいさきどう)を建てて勧請(かんじょう)せよとの遺志を根拠に、久能山より日光山へと遷座(せんざ)されました。これに合わせて2代将軍秀忠が日光に参詣を行ったことが日光社参の始まりとされています。以後将軍の日光山参詣は、天保14年(1843)まで17回行われました。将軍による社参は回忌ごとに実施される法会(ほうえ)とは異なり、その規模は壮大であるとともに時の政権の意思や政治的な意義をも含んでいました。
今回の展示では、将軍の日光社参について、まず家康が遷座された日光とはどのような歴史を有し、江戸時代を通じて幕府からどのように扱われていたのかを展観します。続いて将軍が江戸を離れるという日光社参とはどのような準備を経て行われたのか、その規模や諸負担、社参の旅程や行列の様子などに注目します。そして将軍は日光に到着した後、どのような儀式に参列したのかについて、祭礼絵巻や日記類などから、社参の実態に迫ります。
ミュージアムトーク
担当学芸員による展示解説を行います。 常設展示室5階、日本橋下にお集まりください。
10月14日(金)、21日(金)、28日(金)、11月4日(金)各日とも16時から30分程度
えどはくカルチャー
10月14日(金)、21日(金)、28日(金)、11月4日(金)
各回とも14:00~15:30 事前申込制、申し込み多数の場合は抽選
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