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千海博美 「Decoration Fever」
ソーンツリー ギャラリー
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アーティスト
千海博美
幼いころから絵に親しんでいた千海博美は、自然にデザインを学ぶ道を歩み、桑沢デザイン研究所でデザイン科・広告デザインを専攻します。その後、学生時代に授業で行った版画という技法に新たな表現を求め、東京版画研究所へ入学。木を彫るという作業に魅かれていきました。
千海の作品は木版画を模索する中で生まれたものではありますが、純粋な木版画とは少し違います。通常、木版画は彫刻をした版木をつくり、その絵柄を紙に写しとり作品とするのに対し、千海は版木に着彩と彫刻を施し、その版木そのものを作品としているのです。
まず描かれるのは、少女や動物、自然などのシルエットです。そして、それらの内側や外側に彫刻によって装飾を施していきます。シルエット内の装飾は、身体という殻に渦巻く人の気持ち、こころの面白さや複雑さを表現しながら、画題の内に秘められたストーリーを彫り起こしているように思えます。また、シルエット外の装飾は、鮮やかな色彩とは裏腹に孤独や哀愁といった不安定な空気や、人やモノが醸し出す空気を捉えているかのようです。
タイトルの『Decoration Fever』には“装飾熱”という意味が込められています。「今回の個展では私自身が絵を描き、彫る（装飾する）という行動に熱をあげていること、日々目にする様々なモチーフの装飾への関心を伝えたい」と本人も話すように、木肌から浮かび上がった精妙な装飾は、見る者をその熱世界へと引き込んでいくでしょう。
千海の作品は木版画を模索する中で生まれたものではありますが、純粋な木版画とは少し違います。通常、木版画は彫刻をした版木をつくり、その絵柄を紙に写しとり作品とするのに対し、千海は版木に着彩と彫刻を施し、その版木そのものを作品としているのです。
まず描かれるのは、少女や動物、自然などのシルエットです。そして、それらの内側や外側に彫刻によって装飾を施していきます。シルエット内の装飾は、身体という殻に渦巻く人の気持ち、こころの面白さや複雑さを表現しながら、画題の内に秘められたストーリーを彫り起こしているように思えます。また、シルエット外の装飾は、鮮やかな色彩とは裏腹に孤独や哀愁といった不安定な空気や、人やモノが醸し出す空気を捉えているかのようです。
タイトルの『Decoration Fever』には“装飾熱”という意味が込められています。「今回の個展では私自身が絵を描き、彫る（装飾する）という行動に熱をあげていること、日々目にする様々なモチーフの装飾への関心を伝えたい」と本人も話すように、木肌から浮かび上がった精妙な装飾は、見る者をその熱世界へと引き込んでいくでしょう。
スケジュール | 2012年4月3日(火)〜2012年4月15日(日) 開館情報
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|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 入場料 | 無料 | ||||||
| 展覧会URL | http://thorntree.jp/exhibition/artist/20120403/index.html | ||||||
| 会場 | ソーンツリー ギャラリー http://www.thorntree.jp | ||||||
| 住所 | 〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町17-17 峰沢ビル1F | ||||||
| アクセス | 東京メトロ日比谷線小伝馬町駅2番出口より徒歩2分、JR横須賀線・総武快速線馬喰町駅より徒歩5分、都営新宿線馬喰横山駅より徒歩5分、都営浅草線東日本橋駅2番出口より徒歩5分 | ||||||
| 電話番号 | 03-5645-7557 | ||||||
| 関連画像 | 各画像をタップすると拡大表示します |
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