山梨県立美術館望月春江 (1893~1979)は、現在の甲府市増坪町に生まれました。東京美術学校(現、東京藝術大学)日本画科を首席で卒業後、1921(大正10)年の第3回帝展へ出品した《春に生きんとす》が初入選を果たします。さらに第9回展の《趁春》、第10回点の《明るきかぐのこの実》が連続して特選となり、一躍、その名が世に知られました。その後、無鑑査となって帝展、新文展で活躍し、また、1937(昭和12)年に郷里の山梨美術協会創立会員となり、翌年には日本画院の設立に尽力するなど、活動の場を広げます。一方で、東京女子高等師範学校(現、お茶の水女子大学)などで教鞭を執り後進を育てました。1958(昭和33)年には、第13回日展の出品作《蓮》が日本芸術院賞を受賞し、1975(昭和50)年には山梨県特別文化功労者として表彰され、本県を代表する近代日本画家として位置づけられています。
本展は、1979(昭和54)年に開催した「望月春江展」以来、新たに発見された作品を加えて春江の画業を改めて顕彰するものです。また、山梨美術協会の創立会員、近藤浩一路、穴山勝堂、名取春仙らと、日本画院の創立同人、野田九浦、川崎子虎、吉村忠夫らの作品、さらには日本画院として活躍した弟の望月定夫、現在、日本画院理事長を務める長女の鈴木美江の作品もあわせて紹介することで時代の潮流を概観します。
会場: 山梨県立美術館 南館2階特別展示室
[関連イベント]
記念講演会
日時: 5月4日(土・祝) 14:00~
講師: 鈴木美江(望月春江長女、日本画家)
会場: 総合実習室(申し込み不要、聴講無料)
記念コンサート
日時: 5月5日(日・祝) 14:00~14:40
演奏: ちゃみたくハウス(フルート二重奏)
場所: 総合実習室(申し込み不要、入場無料)
大人のための美術講座
日時: 5月11日(土) 13:00~13:30
会場: 総合実習室(申し込み不要、聴講無料)
担当学芸員のギャラリー・トーク
日時: 5月11日(土) 14:00~
場所: 特別展示室(申し込み不要、本展チケットが必要です)
キッズ・プログラム 親と子のアートレクチャー&あつまれ!びじゅつ探検隊
対象: 小学1~3年生とその保護者、小学4~6年生 (小学生のみ参加可)
日時: 5月18日(土) 10:00~11:30、14:00~15:30
申込期間: 4月18日~5月17日
※申し込み方法の詳細は公式ホームページからご確認ください。
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