藤原志保「墨と和紙の融合」

鎌倉画廊

終了しました

アーティスト

藤原志保

藤原の作品は、和紙を折りたたみ、墨液に浸けて取り上げ、乾燥させて広げた後さらに筆を加えるなどして作られ、和紙に染み渡った墨が緊張感を漂わせながら和紙の持つ重量感、物質感とあいまって、ひとつの作品の内にさまざまな表情をみせます。作品ごとに、日本墨や中国墨、越前和紙、土佐楮和紙、本美濃和紙などを使い分けていますが、とりわけ特厚の土佐楮和紙を用いた、天井より吊り下げる大作は重厚さと深みのある光沢をたたえ、今展のタイトルにもあるように墨と和紙が融合し、ひとつのものとして迫力を持って眼前に現れる藤原作品の象徴といえます。今展では、この象徴的な大作を中心に、額に納めた作品など最新作を含め約20点を展示いたします。

スケジュール

2014年11月1日(土)〜2014年12月21日(日)