エスパス空キルギス語「Алa Качуу」(アラ・カチュー)を直訳すると、“持って去る”という意味です。しかし近年、この言葉が「誘拐結婚」を意味するようになっています。キルギスの人口の7割を占めるクルグズ人、現地の人権団体によれば、クルグズ人の3割の女性が誘拐によって結婚させられているとのレポートを発表しています。「誘拐結婚」は、現在のキルギスでは違法とされていますが、「家族間の問題」とされ、犯罪として扱われることはほとんどないと言います。林典子の視線はこの現実に向き合い、女性たちの「物語」を生々しく写し出すと共に、人生の不条理に折り合いをつけながらたくましくも、しなやかに生きる女性の生きる力を予感させる瑞々しい作品として世界に配信しています。本展では、これらの写真をドキュメンタリーとしてではなく、運命を切り拓く力を持つ、未来への希望、人としての尊厳の証として展示します。
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ギャラリートーク
日時: 4月18日(土) 12:00~13:00
※入場無料・予約不要
キュレーター: 太田菜穂子(大正大学客員教授/株式会社クレー・インク 代表取締役 CEO)
ゲスト: 林典子(写真家)、長友真理(編集者/日経ナショナル ジオグラフィック社)
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