ルーニィ 247 ファインアーツ千葉県安房郡鋸南町、乾坤山日本寺の千五百羅漢像を一年間に渡り撮影した写真を展示します。羅漢像が安置される乾坤山日本寺は725年に開山されたと伝えられています。境内には羅漢像以外にも数多くの石仏や磨崖仏があり、着座状態では日本最大の大仏である薬師瑠璃光如来坐像や、断崖に彫られた百尺観音などがあります。羅漢像たちは1779年から21年をかけて制作され、長い年月の中で自然の力により少しずつ姿を変えてきましたが、時には廃仏毀釈運動などで人の手によって傷付けられたこともありました。そして後に修復がなされ、また雨風に打たれやすられていきます。なかには修復が不可能なものもあり、それらはこのまま風化していきます。私には羅漢像たちが石像ではなく人間そのもののように思えることがあります。それは現代を生きる我々とおなじ百人百態の姿や表情からくるものなのでしょうか。身体の一部を失ってもなお語りかけてくる彼らと対峙していると、まことに奇妙な感覚を覚えます。
我々衆生の化身とも言えるそれらの姿。そこに見る相好を写すとともに、彼らの眼差しを捉えました。カラー約100点
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