本展には、シンガポールの異能集団Kult(カルト)によるキュレーションのもと、シンガポール・タイ・インドネシア・フィリピン・台湾・韓国・日本の7か国から、異なる背景を持って活動するアーティストが結集します。幾世紀にもわたる長い歴史の中で、MASK=仮面は物語をかたる道具でした。演劇・祭祀・仮装・変装など、娯楽から実用まで様々な場面において、人はMASK=仮面を用いることで、変身したり逃避したり、時には姿をくらますこともできたのです。ネットコミュニティにおける自己の化身であるアバターなど、オンラインで誰もが新しい人格を作り出す新たな時代を迎えて、こうしたMASK=仮面の効能が、いよいよ明らかになってきました。本展「MASKS」には、東南アジアから東アジアにかけて、7か国という広い地域で活動する26組のアーティストが参加。彼らの作品を通じて、「現代のMASK=仮面」が意味するものを探ります。アジアのハブシティ東京に位置する DIESEL ART GALLERY という磁場に、シンガポール・タイ・インドネシア・フィリピン・台湾・韓国・日本から、ストリートアート・立体作品・イラストレーション・工芸などの「MASK=仮面」作品が結集する本展が示すのは、アジアに新しく生まれつつある、越境的でアンダーグラウンドなアートシーンなのです。
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