本展では、木製玩具の魅力を「みる」「遊ぶ」「知る」の視点から紹介します。まず「みる」では、主に戦後、玩具メーカーによって作られた木製玩具を「手で遊び・考えること」をテーマに、400点余の作品によって紹介します。こうしたメーカーの玩具とともに、小規模な工房制作によるクラフトの玩具も展示します。現在のヨーロッパにおいて、伝統的な木製玩具生産が最も盛んなエルツ地方(ドイツとチェコの国境付近)で作られたものを中心に展観し、さらにこの地方独特の技術であるライフェンドレーエン(ろくろに固定した木の輪を削り出し、それを分割して複数の動物などを作り出す木工ろくろ挽きの技術)について紹介します。次に「遊ぶ」では、会期中、実際に展示したものと同種の、手触りの良い玩具で遊べるプレイコーナーを設置します。最後に「知る」では、「みる」で示したライフェンドレーエンの第一人者であるクリスチアン・ヴェルナー氏(工房名: Reifendrehwerk Christian Werner)をドイツ・ザイフェンからお招きして実演を行い、貴重な技術をご覧いただきます。
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