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「AMB/媒質としてのアンビエント」

SPROUT CURATION 1006
終了しました

アーティスト

大塚聡、滝沢広、ノリ服部
アンビエント・ミュージックは1970年台後半にブライアン・イーノが提唱し、ドローンといわれるグラディエントな音階を持つ音楽の一形態として認識されて以来、KLFやエイフェックス・ツインなどマイルストーンとなる担い手を経ながら約40年、またイーノ自身がその「祖」と名指しするエリック・サティの『家具の音楽』(1920)から数えれば、まさに100年後の現在もアートフォームミュージックの世界で拡張を続けています。その過程でアンビエントは形容詞でありながら名詞のように振る舞い、「環境音楽」から「概念」へと少しずつ意味合いを変えながら、ジャンルや形式というより、むしろジャンルや形式の余剰領域として、その存在意義を確かなモノにしつつあります。そして音楽に限らず同時代のアートにもやはり、アンビエントに呼応するかのような表現が少なくありません。本展はそうしたアンビエントな側面を持つ3人のアーティスト、大塚聡、滝沢広、ノリ服部によるグループ展です。彼らの作品は背景とモチーフ、あるいは地と図という伝統的な画面構成とは無縁で、複数のレイヤーと、シークエンスやアンデュレーション、そして偶発的なデジタル・エラーなど、抑制の効いたノイズが時折緊張感を与えるという点で、平面作品でありながらイメージによって醸されるムードは極めて音楽的で、アンビエント・ミュージックと共通する要素を多く供えています。音楽とビジュアルアート。アプローチの差こそあれ、なぜかれらはこのようなアンビエントな作品を志向するのでしょう?それは文頭の引用のような、目に見えない何かしらの「媒質」の存在に、アーティストたちが薄々気づいているからではないでしょうか。そしてそれを改めて「アンビエント」として見立てること。それが本展のテーマとするところです。また音楽的要素としてhair stylisticsに本展のためのオリジナル音源の製作を委嘱し、多次元的なインスタレーションを計画しています。

スケジュール

2019年7月18日(木)〜2019年8月25日(日)

開館情報

時間
13:0019:00
休館日
日曜日、月曜日、火曜日、祝日
事前予約制
入場料無料
展覧会URLhttp://sprout-curation.com/wp/wp/exhibition/amb媒質としてのアンビエント/
会場SPROUT CURATION 1006
http://sprout-curation.com/
住所〒106-0032 東京都港区六本木6-12-4 六本木ヒルズ・レジデンスD1006
アクセス東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅1c出口より徒歩8分
電話番号03-3642-5039
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