[画像: 横溝静 That Day (あの日), 2020, video still (detail), 12min. 19sec. © Shizuka Yokomizo aThat Day (あの日), 2020, video still (detail), 12min. 19sec. © Shizuka Yokomizo ]

横溝静 「あの日」

ワコウ・ワークス・オブ・アート
終了しました

アーティスト

横溝静
*当面の間は事前のアポイント制で営業いたします。

ワコウ・ワークス・オブ・アートではこの度、新型ウイルスの影響を受けて会期途中で中断しておりました展覧会、イギリス在住の日本人作家・横溝 静(よこみぞ しずか)による7度目の個展『That Day あの日』を、期間を改めた2020年7月11日(土)から8月29日(土)まで開催いたします。日本では5年ぶりとなる本展では照明効果と連動する映像作品を中心に、時間と記憶の行き先を問いかける新作を展示いたします。開催にあたっては感染拡大防止の為、当面の間はオンライン予約による入れ替え制にてご来場者様をご案内いたします。ご予約はこの弊公式HPより行っていただけます。尚、本展はひとたび本年3月17日(火)に開催いたしましたが、東京都からの自粛要請を受けて中止しておりました。

横溝は1966年に東京に生まれ、1995年にロンドン大学ゴールドスミス校の美術修士課程を卒業しました。以後ロンドンを拠点に活動し、写真や映像の特性を用いることで自己と他者の関係性に注目した作品の発表を続けています。主に人物を被写体としてきた横溝の作品は、自己に還元できない他者の在り方や他者の構造を問いかけ、不可視の要素が内在するものを探りながら認識や実存という普遍的な課題に言及します。近年はその中でもイメージの起源や生成される契機に注目し、作品に文化人類学的な視点を織り込みながら言及先を人物像以外にも発展させています。本展覧会は、緩やかに明滅する照明と連動した東北の海を舞台とする映像作品《That Day (あの日)》、毎日展示が替わる明け方の空の写真《Today / Yesterday》、 波の白黒写真《Waves》の、2020年に完成した3つの新作にて構成されます。

映像作品《That Day》では、幼少期に父親が海辺で撮影した夏休みの家族写真と、同じ海辺で近年撮影した作家自身と母親の近影とが印画紙に現像される様が映し出されます。現像液の静かな水音や海の音に記憶を辿るセリフがオーバーラップするこの作品は、現像の度合いが進行するにつれ展示室の照明が強まり、投射されるイメージが光にかきけされていきます。セリフは作家自身の言葉でありながら日本語を知らない外国人がローマ字表記を頼りに読み上げ、不特定な音声として登場します。同時に展示される2点組みの写真作品《Today / Yesterday》は現在作家が暮らすロンドンの窓から見上げた明け方の空を2019年の3月から約2ヶ月に渡り撮影したものです。展示中にプリントが入れ替えられていく本作品や、映像内に登場する昔の家族写真の波の部分だけを引き伸ばした《Waves》とともに、時間と記憶の姿が多層的に浮かび上がります。

これまでの作風とは異なり自らの私的な領域を舞台とする本展では、抽象化された私的な物語が、作品を通じて私達それぞれの時間と結びつき共有され、記憶の根底に根付くイメージの存在への問いかけが浮かびあがり始めます。個人の経験と、個人を超えた経験それぞれを構成する記憶の構造を頼りに時間や記憶という見えないものが私達をどう形作っていくのかを見つめる本展を、是非この機会にご高覧ください。
※本展覧会は暗室での映像上映です。衛生面に配慮しておりますが、マスクを着用してのご来場をおすすめしております。

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スケジュール

2020.07.11(土)~2020.08.29(土)

事前予約制(詳細は公式HPをご確認ください)

会場の開館情報

新型ウイルスの影響で事前予約制で営業中。 公式の展覧会ページから予約可能。
入場料無料
展覧会URLhttps://www.wako-art.jp/2020-shizuka-yokomizo-thatday
会場ワコウ・ワークス・オブ・アート
https://www.wako-art.jp/
住所〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル3F
アクセス都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅1a・1b出口より徒歩1分
電話番号03-6447-1820

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